どうも、Soranekoです。
今回ご紹介していくゲームは、Steam版「天穂のサクナヒメ」です。
みなさん、農業とアクションが融合したゲームに興味はありませんか?
天穂のサクナヒメは、古代日本を舞台に、豊かな自然と神秘的な神話が息づく世界で、「サクナヒメ」と呼ばれる農業神の少女が大活躍するアクションRPGです。
Steam版で提供されるこのゲームは、稲作に基づいたリアルな農業シミュレーションと、ド派手な横スクロールアクションが特徴。
プレイヤーはサクナヒメとして、荒ぶる妖怪たちと闘いながら、収穫を重ねて成長していきます。
このゲームの魅力は、何と言っても「稲作」。
苗を植えるタイミングや水の管理、土壌の整備など、現実さながらの農業体験ができるんです。
その効果はバトルにも反映され、育てた稲がサクナヒメの力となって冒険を助けるというユニークなシステム。
この斬新なスタイルは、農業をしながら戦うという新しいゲーム体験を求める方にピッタリです。
それでは、今回はそんな「天穂のサクナヒメ」の魅力を皆様にお伝えしていきますので、よろしくお願い致します。
是非最後まで読んでくださると嬉しいです。
天穂のサクナヒメ
ゲーム概要
開発
- えーでるわいす(Edelweiss)
えーでるわいすは、数人のメンバーで構成された小規模なチームであり、主に趣味から始まったインディー開発活動が進化してきたスタジオです。
天穂のサクナヒメを開発した際は、主要メンバーがプログラマー兼ディレクターのなる(Naru)氏と、アーティストであるこいち(Koichi)氏の二人で、他にも一部サポートスタッフや協力者が参加して制作されました。
「えーでるわいす」は、もともとシューティングゲームであるアスタブリードやEther Vaporといったハイクオリティなインディー作品で注目を集めたスタジオです。
特にメカやアクションに強い背景を持ち、緻密で美しいグラフィックと奥深いゲームシステムが特徴です。
その後、「アクションゲームの経験を生かしながら、何か新しい挑戦をしたい」との思いから、アクションと農業シミュレーションを融合させた天穂のサクナヒメの制作がスタートしました。
本作は、日本の伝統的な農業や古代神話をモチーフにしており、田んぼでの稲作体験を通じて主人公が成長するというユニークなコンセプトで開発されました。
制作には5年もの歳月が費やされ、細かな稲作システムや、美しい四季の移り変わり、手描きのキャラクターアニメーションなど、こだわり抜かれたディテールが詰め込まれています。
リリース
- 2020年11月11日
プラットフォーム
- PC(Steam)
ジャンル
- アクション稲作シミュレーションRPG
ゲームの特徴
天穂のサクナヒメは、2020年に日本の開発スタジオ・えーでるわいすが手掛けたアクションRPGと農業シミュレーションの要素を融合させたユニークな作品です。
古代日本を舞台に、農業の神様である「サクナヒメ」を操作して、妖怪がはびこる島で農業を行いながら戦いに挑むという、新感覚のゲーム体験を提供します。
天穂のサクナヒメの最も特徴的な要素は、細部までリアルに再現された「稲作」です。プレイヤーは、苗を植える春から秋の収穫期まで、稲作の全過程を体験します。
水の管理、肥料の調合、雑草取りなど、細かな操作が稲の成長に影響を与え、これがサクナヒメの能力にも反映されます。
収穫した米の質が彼女のステータス(攻撃力や防御力など)に直接結びつくため、育て方や収穫の成績が戦闘力にも影響するのです。
この稲作は、実際の農業の知識に基づいており、リアルな作業が楽しめると同時に学びも多いと評判です。
サクナヒメは、強力な農具と神秘的な「羽衣」を駆使して、横スクロール型のステージを進みます。
羽衣を敵に巻き付けたり、崖を登ったりすることで、敵を翻弄したり華麗に移動したりと、独特なアクションが楽しめます。
さまざまな武器やスキルを組み合わせ、妖怪との戦闘でどんどん強くなるサクナヒメの成長を感じられる爽快感が特徴です。
戦闘のテンポがよく、アクションが苦手な方でも楽しめる工夫がされています。
物語の舞台となるのは、「ほだまじま」という神話的な世界。
サクナヒメは半人半神の存在で、追放された人々と共に妖怪が棲む土地を開拓し、成長していきます。
古代日本を感じさせる伝統的な建築や、四季折々の自然が織りなす美しい風景も魅力的で、神秘的でどこか懐かしい世界観が丁寧に描かれています。
キャラクターたちはどれも個性豊かで、コミカルかつ心温まるストーリー展開がプレイヤーを惹きつけます。
稲作をしながら戦闘にも挑むという二つのプレイ要素が絶妙なバランスで共存しており、プレイヤーは農作業の合間に妖怪退治に出かけ、獲得した素材を使ってさらに田んぼを強化するというサイクルが続きます。
こうしたサイクルによって、「農業での成果が戦闘に直結する」という達成感が味わえます。
農業もバトルも単独で楽しめる要素でありつつ、お互いを高め合うデザインがされているため、やりこみ要素が豊富です。
手描き風のグラフィックと、和風の音楽が織りなす美しいビジュアルと音響も、プレイヤーに癒しを与えます。
風景やキャラクターデザイン、各種アニメーションなどの細やかな表現が、ゲームの雰囲気に独自の深みを加えています。
また、収穫の時期や祭りなどのイベントごとに変化する音楽も、四季の移り変わりを感じさせてくれます。
天穂のサクナヒメのストーリーについて
『天穂のサクナヒメ』のストーリーは、古代日本を思わせる神秘的な「ほだまじま」という島を舞台に、神様の少女・サクナヒメが成長しながら自分の運命を切り開いていく物語です。
ストーリー概要
サクナヒメは、武神の父と豊穣神の母を持つ半人半神の少女でありながら、怠け者で少しワガママなところがある神様です。
ある日、都での失敗が原因で、「ほだまじま」と呼ばれる妖怪がはびこる荒れ果てた島へ追放されてしまいます。
この島には、苦難を逃れた人間たちも住んでおり、サクナヒメは彼らと共に島の開拓を始めることになります。
サクナヒメの成長と挑戦
島では、妖怪たちが猛威を振るい、彼らを退治することがサクナヒメの使命となりますが、それと同時に食糧の確保が欠かせません。
そのため、サクナヒメは自身の田んぼを作り、稲作をしながら島を発展させていく必要があります。
米作りを通じて自身の力を高め、さらなる強敵と戦うことで、サクナヒメは「神」としての自覚を少しずつ取り戻し、成長していきます。
仲間とともに
物語を進める中で、サクナヒメは島に住む個性的な人間たちと絆を深めていきます。
鍛冶屋、料理人、探検家など、彼らのスキルや協力がサクナヒメの冒険を支え、より深い交流が進むと共に新たな発見がもたらされます。
このように、仲間たちとの関係も物語の大きな魅力の一つです。
神話と人間の世界を結ぶ物語
天穂のサクナヒメは、日本の神話や伝統文化を色濃く反映しており、神と人間が共存しながら新たな土地を開拓するというテーマが描かれています。
サクナヒメは、怠け者から少しずつ責任感のある立派な神へと成長し、妖怪を退治しながら島を平和に導いていきます。
リアルな稲作シミュレーションについて
天穂のサクナヒメのリアルな稲作シミュレーションは、このゲームの最大の特徴であり、他の農業ゲームと一線を画すほど細かく作り込まれています。
現実の稲作を忠実に再現しており、季節ごとの稲の世話や土壌管理、水の調整といった本格的な工程が求められます。
田んぼの準備
まず、稲作の準備として、土を耕して整備し、肥料を撒きます。
肥料は、島で得られる素材から調合でき、含まれる栄養素(窒素、リン酸、カリウム)が稲の成長に大きな影響を与えます。
たとえば、窒素が多いと稲の成長が早くなりますが、育ちすぎて病気になりやすくなるなど、栄養バランスを考慮した肥料作りが重要です。
苗の育成と植え付け
春になると苗を育て、田んぼに植え付けます。
植え付けは丁寧に行う必要があり、苗の間隔や植え方が収穫の量や質に影響します。
たくさん植えすぎると窮屈になって生育が悪くなったり、逆に間隔が広すぎると収穫量が減ったりするため、バランスが求められます。
水管理
稲作において水の管理は非常に重要です。
稲の成長に合わせて、田んぼに水を入れたり抜いたりする必要があり、温度や湿度に応じた適切な水管理が求められます。
水位を調整することで、稲が寒さから守られたり、害虫を防ぐことができたりと、細かな効果が得られるため、季節ごとに管理を変えることが攻略の鍵となります。
除草と病害虫対策
稲が成長する過程では、雑草取りや病害虫対策も欠かせません。
雑草はそのままにしておくと稲の栄養を奪ってしまうため、定期的に除草を行う必要があります。
また、肥料の配合が不適切だったり、田んぼが不衛生だと病害虫が発生しやすくなるため、稲の健康状態を常に観察しながら管理していきます。
収穫と脱穀
秋になると、収穫の時期を迎えます。
稲を刈り取るタイミングによって収穫量や米の質が変わるため、適切な時期に収穫を行うことが重要です。
その後、収穫した稲を乾燥させ、脱穀して精米することで、サクナヒメの食料としての「米」が完成します。
この米の品質が高いほど、サクナヒメの力が大きく向上するため、収穫の成果がそのままサクナヒメの強さに直結します。
四季を通した育成
ゲーム内では、四季がリアルに再現されており、それに伴い稲の成長も変化します。
冬は休耕期にあたるため、稲作の準備や翌年の肥料作りを行います。
季節ごとの稲の管理が要求されるため、プレイヤーは一年を通じて農作業に取り組む必要があります。
ゲームと現実の農業の学び
天穂のサクナヒメの稲作は、実際の農業に基づいた設計がされています。
開発チームは農業に関する専門家のアドバイスを受け、また自分たちで実際に田植えの経験を積んで、稲作シミュレーションを制作しました。
ゲームを通して稲作の知識を自然に学ぶことができるため、プレイヤーからも「ゲームを超えた農業体験」として評価されています。
総合的な稲作体験
この稲作シミュレーションの一連のプロセスは、単なる作業ではなく、達成感と成長を味わえる要素となっており、育てた稲がサクナヒメの強さに直結することで、農業とバトルが絶妙にリンクしています。
農業と戦闘のバランスについて
天穂のサクナヒメでは、農業(稲作)と戦闘(アクションパート)が相互に影響し合う絶妙なバランスで設計されています。
この二つの要素が独立して存在するだけでなく、互いに密接に結びついてプレイヤーに「成長と達成感」を提供するシステムがこのゲームの最大の特徴です。
農業でサクナヒメの能力が向上
ゲーム内での稲作は、サクナヒメの成長に直結します。
例えば、収穫した米の質や量が良いと、サクナヒメのステータス(体力・攻撃力・防御力など)がアップします。
つまり、より良い稲を育てることが戦闘力に直結し、次の冒険や強敵との戦いで有利になります。
このように「農業=戦闘準備」という構造により、稲作に時間をかけて工夫すればするほど、サクナヒメが強くなり、探索の範囲が広がる仕組みになっています。
そのため、ただの作業ではなく、戦闘を有利に進めるための戦略的な農業が楽しめます。
戦闘で得た素材が農業に活かされる
戦闘で倒した妖怪からは、肥料や食事に使える貴重な素材が手に入ります。
これにより、田んぼでの稲作がより効率的になり、質の高い稲が収穫できるようになります。
特に肥料には多様な素材を混ぜられるため、戦闘で集めたアイテムが農業の質向上に貢献します。
さらに、探索を通じて見つける新しい植物や動物からも、食事や肥料の材料を得ることができ、これがサクナヒメの生活や稲作に影響を与えます。
こうして、戦闘での収穫物が農業を支える循環が生まれ、より強いサクナヒメを育てる手助けとなります。
農業と戦闘の「サイクル構造」
天穂のサクナヒメは、農業と戦闘のバランスを「サイクル」として設計しています。
- 春・夏・秋の農業
春には苗を植え、夏には水や肥料の管理をし、秋に収穫します。
こうして得た稲がサクナヒメの成長に反映され、ステータスが上がります。
- 冬の戦闘と探索
冬は稲作ができないため、サクナヒメは探索や戦闘に集中することができます。
この間に妖怪を倒して素材を集め、翌年の農業に向けて準備を整えます。
このように四季の流れを取り入れたゲームプレイのサイクルが、戦闘と農業の双方を常に楽しめるようになっており、プレイヤーに次の年や戦闘への意欲を持たせる構造になっています。
成長の手応えとリプレイ性
稲作がサクナヒメの強化に直結することで、プレイヤーは成長の実感を得やすくなっています。
また、どの肥料を使うか、どの季節にどう管理するかといった要素がプレイヤーの自由な選択に委ねられているため、異なる戦略で何度も楽しめるリプレイ性が備わっています。
稲作の上達に応じてサクナヒメの強さも上がり、さらに強敵にも挑めるようになるなど、農業と戦闘の成果が互いに刺激し合う構造が完成しています。
プレイヤーの「戦略的な選択」
プレイヤーは農業での育成と戦闘での冒険のバランスを自分で選ぶことができます。
たとえば、戦闘が得意なプレイヤーは農業の頻度を抑えて、戦闘で得られる素材や装備に注力する戦略も可能です。
一方で農業が好きなプレイヤーは、時間をかけて質の高い稲を育て、戦闘での力を増していく道も選べます。
このように、プレイヤーのスタイルに合わせて農業と戦闘を自在に組み合わせることができる点も、このゲームの魅力です。
まとめ
今回はsteam版「天穂のサクナヒメ」の魅力を簡単にまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。
天穂のサクナヒメは、古代日本の神話と美しい自然を背景に、稲作と戦闘が見事に融合したユニークな体験を届けてくれるゲームです。
サクナヒメの成長を見守りながら、農業と冒険のサイクルを通じて、神と人、自然が共存する美しい世界にどっぷりと浸ることができます。
一粒一粒の米にこだわり、作物の成長が自分の力になる。
そんな達成感や楽しさが詰まった天穂のサクナヒメは、プレイヤーにとって忘れられない冒険となるでしょう。
農業やアクションが好きな方、日本の文化や神話に興味がある方には、ぜひこの豊かな物語と体験を味わっていただきたいです。
さあ、サクナヒメと一緒にほだまじまの大地を開拓し、米作りと妖怪退治の旅に出かけましょう。
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それでは、今回はここで終わりにしたいと思います。
最後まで読んでくださった方、本当にありがとうございました。
では、また次回の更新でもお会い致しましょう。